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2013.03.31 Sunday朗読や紙芝居を楽しみました!
3月29日(金)
年度末の忙しい時期のも拘らず、朗読表現『さざなみの会』の皆さんが お楽しみの時間を運んできてくれました。
まず、「さざなみの会」代表の渡邊昌恵さんが笑顔で挨拶され、 会場の緊張感を和らげて下さいました。
トップは、山梨の民話として知られている「笛吹き権三郎」 朗読は、田口喜代子さんです。
続いて、紙芝居「金色夜叉」 読み手は中沢直子さんです。
「熱海の海岸 散歩する 貫一お宮の二人連れ・・・・・」 尾崎紅葉の描いた物語に引き込まれていく様子が表情から窺えます。
「ザーーザーー」波の効果音は渡邊代表↑が担当!
段ボール箱の中の豆を転がして「ザーーザーー」間違いなく波の音です。
そして、クライマックスからフィナーレへ。
続いて「ちょっと一休み」のコーナーでは、「丁度よい」という詩を みんなで朗読しました。
『丁度よい』 お前はお前で丁度よい 顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい 貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も それはお前に丁度よい 幸も不幸もよろこびも 悲しみさえも丁度よい 歩いたお前の人生は 悪くもなければ良くもない お前にとって丁度よい 地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい うぬぼれる要もなく卑下する要もない 上もなければ下もない 死ぬ月日さえも丁度よい 仏様と二人連れの人生 丁度よくないはずがない 丁度よくないはずがない
この詩は、石川県にある真宗大谷派常讃寺坊主、藤場美津路さんの 作品だそうです。(作者は、良寛さんという説もありますが)
会場全体で、「丁度よい」大きな声で読み上げました。
作品は、1990年7月、山梨日日新聞に掲載された 「焼け跡であげたおっぱい ~甲府空襲の日に生まれた命~」。
昭和20年7月7日、当時甲府市太田町に住んでいた主婦が 甲府空襲で体験した忘れられない思い出。声高に誰かに伝える ような話しではないかも知れない。でも知って欲しい。 45年後の1990年山日のF記者が取材し、主婦の言葉で記事にした 心に訴えかける記録です。
聞き入るほとんどの方が戦争の体験をお持ちです。 中には朗読を耳にしながら、そっと目頭を押さえる方も いらっしゃいました。
朗読表現「さざなみの会」の皆さんありがとうございました。 次回もよろしくお願いいたします。
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