2020.10.28(Wed)
海水魚は飼うものではなく、見るもの、食べるもの
こんにちは、今月のブログ担当 介護一筋19年と申します。
私は無趣味で飽き性な人間ですが、昨年にほんと軽い気持ちで飼いだした「海水魚」
今ではライフワークのごとく時間を費やすことになり、痛い目にあっています。
そんな日常を本日はご紹介させてください。
結論から申しますと「海水魚飼育は素人が手を出したらあかん!!」
水槽は60センチ、その中に8匹の魚、ヤドカリ、貝、少々のサンゴを飼育しています。
広大な海に住んでいる魚をこんなちっぽけな水槽で飼うこと自体が間違っていました。
それはなぜかというと、水換えのしんどさです。
1週間ごとに約半分の30リットルの水替えが必要で、サボるとみんな★になります・・・
水も水道水は不純物がいっぱいで使えません、逆浸透膜でろ過された純水です。
はぁ!?逆浸透膜ろ過。 そうです スーパーの無料水です。
これをせっせと汲みに通わなければなりません。もはや「水泥棒です・・・」
その水を海水にするには「塩」
30リットルに対してなんと・・1050gも必要です。
それもただの塩でなく海水魚専用の塩で、ランニングコストが凄いです・・・
よ~く塩を溶かし、水槽の温度と同じになるようヒーターで加温して、
塩分の比重を測定します。1.023になるまで加水して調整します。
続いて、海水魚を飼育するための最低限の機材を紹介します。
「プロテインスキマー」
細微な泡を発生させ、水中のたんぱく質を除去する装置です。
水の汚れは即★になりますので、こんな機材が必要です・・・
「硝酸塩還元塔」
説明がややこしいので割愛させてください。とにかくすごい奴です。
メインの「ろ過槽」です。
東京の某ショップオリジナルの機材で、この槽の中に10kg分のろ材が入っています。
ろ過ってなんだと言うと、魚のフンや餌から発生する猛毒のアンモニアをバクテリアの力で無毒化することです。
なんのこっちゃと思いますが、初めての飼育から1年半、今まで★にしてしまった
お魚たちは20匹以上で、それもこれも機材が貧弱だったからです。
少しずつ買い足し、やっとわずか8匹の小魚が飼育できるようになりました。
とにかくイニシャルコストが凄いです・・・
照明も太陽光のスペクトルに近づけた特殊なものです・・・
水槽の裏には、各機材の電源が8本、まさに「たこ足配線」です。
で,せっせと水換えと機材の洗浄をして大体半日が終わります。
最後にタンクメイトの紹介です。
皆さんご存じの「カクレクマノミ」です。3匹いまして、2匹は夫婦になっています。
特に名前は付けていませんが、くねくね泳いで、はじめは可愛く思いました。
調べたら寿命が10年以上とわかり、現在は軽い気持ちで飼育したことを悔いています。
この魚も映画で有名な「ドリー」こと「ナンヨウハギ」です。
飼育がむずかしく3代目です。
夜は横になって寝る習性で、★になったのかとヒヤヒヤします。
黄色が映える、「イエローコリス」です。
夕方決まった時間に姿を消し、不思議だなと思っていたら、なんと砂に潜って寝る習性
でした。1度だけ朝方に砂から出てくる姿を見ましたが、
ロケットのように飛び出し、まさに「おはよう~」でした。
タイの仲間で「スズメダイ」です。地味な奴で特に紹介はありません。
「オトメハゼ」です。一日中砂を食べて、エラから吐き出しています。
おかげで底砂がいつも白くきれいになっています。そんなに砂がうまいのか、不思議な奴です。
サンゴです、「スターポリプ」「ツツウミツヅタ」「ボタンポリプ」
青いLEDの下ではメタリックに光りキレイですが。
水換えをサボるとすぐに溶けて★になります・・・
水槽の裏では、沖縄の人気「海ブドウ」を育てています。
晩酌のおつまみに・・・ではなく、海ブドウは光合成をしながら、水中の毒素を吸収してくれ水をきれいにしてくれるのです。
24時間LED点灯させ年中光合成させ酷使させてます。
ブログの締めはタイトル通り、
「海水魚は飼うものではなく、見るもの食べるもの」
本日の昼食です・・・
押忍!ありがとうございました。