2020.07.31(Fri)
8月1日より「若者自立サポートセンターいっぽ」を開設いたします。
私共社会福祉法人山梨樫の会では
児童養護施設あいむ・自立援助ホームMIRAIを運営し
何らかの事情で保護者と暮らせない事情を持つ児童一人ひとりが
困難にめげず前を向いて自身の思い描く将来の夢に向かい努力出来るよう、
日々の生活支援から学習支援、就労支援、自立支援等を展開してまいりました。
このような地道な事業活動も山梨県から評価いただき、
先日公募された「児童養護施設等退所者自立サポート事業」の業務委託を受け、
「若者自立サポートセンターいっぽ」を8月1日より開設することとなりました。
この事業は、児童養護施設や自立援助ホーム、ファミリーホームや里親などから
巣立った22歳までの青少年や、上記施設から退所する予定の児童の社会的自立を
サポートするものです。
山梨県内の児童養護施設が山梨学院短期大学と連携し2018年に
取りまとめた山梨県児童養護施設退所者調査報告書にもあるように
保護者の援助をスムーズに受けることができないことが多い施設等の退所児童は、
施設等を退所後の1年間のあいだに進路に大きな変化を生ずることが多く、
出身施設は培った信頼関係のもと手厚く支援するのですが
施設職員は多忙を極めるなか自身の業務時間外に支えている現状も明らかになっていました。
信頼してきたからこそ、甘えてきたからこそ出身施設には心配を掛けられない…
と苦悩している退所児も多いと思うのです。
ここをコーディネートし、自立に向けたサポートを展開させていただくことになります。
また、混沌とした社会のなかで生き抜く力を付けるための講習会や交流会の実施も行います。
「継続」という名の一歩手前の駅で途中下車したとしても
人生という長距離レースはリタイアしてもそこからまた走り出せばいい。
まだまだこれからです。
あいむで多くの児童を自立生活へと送り出した経験豊富なスタッフが
専属の自立支援コーディネーターとして従事します。
どうぞご期待ください。
「若者自立サポートセンターいっぽ」は児童養護施設あいむ内に併設されます。
2020.07.01(Wed)
おかえり。待っていたよ。
県境をまたぐ移動が許可となった6月19日
「ただいま帰りました!!」と聞き覚えのある声が
3月に高校卒業と同時に門出を迎えた彼は、
海上自衛隊横須賀教育隊に入隊し、夢を追いかけています。
帰省の許可が出たと同時にあいむに帰ってきてくれました。
(毎日の検温は確実に行い教育隊周囲での体調不良は一切なかったことを確認しました)
たった数ヶ月なのに凛々しくなって…
教育隊の訓練も仲間と励まし合いながら取り組んでいるとのこと。
今の僕があるのはあいむとあいむの仲間のおかげ!と言ってはばからない彼
これからの更なる飛躍をあいむは見守っていきます!
その一週間後…
今度は「近くに来たから今から行くね~♡」との電話
「いや、コロ…(ガチャ)ツーツー…」というやり取りから僅か数分後
ここ1~2週間自身と自身の周囲に体調不良者はないとのこと確認し
慌てて検温と手指消毒後、玄関内へ
大きくなったねえ~♡
彼女はあいむの長女とも言うべき存在
子育ても順調のようです
元気な姿が確認出来て良かった良かった♡
時節柄短時間ではありましたが、
巣立った子たちから逆にパワーをいただきました
これからもあいむは自立して社会に巣立った
子どもたちの力になれるよう支援していきます
またいつでも帰っておいでね!
お互いコロナに負けずにそれぞれの日常を積み重ねていきましょう!