2008.11.26(Wed)
腰痛とゴルフ ~その②~
少し間が空きましたが、4年ぶりのゴルフばなしの続きです。
本当は、久しぶりなので友人とこじんまり様子見のラウンドとも考えましたが
一念発起、ある大きなコンペへの参加を決意(少しオーバー)しました。
平成20年10月22日(水) 場所は、丘の公園清里ゴルフコース。
大会名 : 「第1回 臼友会ゴルフコンペ」
参加人数 : 約240人
主催者は、日頃ご親交いただいている元山梨県議会議長 臼井成夫先生。
第1回でお分かりのように、先生にとっても初のビッグコンペ開催です。
私の主治医である山梨中央病院の千野先生の指示。
先生「コルセットを持参すること。スコアを考えないこと。飛ばそうと思わないこと。
捻(ひね)らないこと」
私 「・・・はい。(心の声:先生!それじゃーゴルフにならんじゃん)」
上空は、どんなに成績が悪くても天気のせいにはできない、抜けるような青い空!
同じ組のメンバーは、社会福祉法人 山梨樫の会選りすぐりの4人。
いよいよスタートです。
記念すべき4年ぶりのティーショット『パコーーーーン』
私にはボールの行方は見えなかったのですが、
周りからは『ナイスショットオオオ―』
<プレー内容は全省略>
18ホール、がっちり腰をコルセットで固めていたお陰で無事ラウンドできました。
大会は、新ペリア方式のため優勝のチャンスは十分、表彰式が楽しみです。
話は変わりますが今、ほとんどのゴルフ場はキャディーさん無しでもプレーができるようになりました(人とバッグは乗用カートで楽々移動)。
この件に関し、一昔前の私はとてもとても批判的でした。なぜならば「ゴルフは健康づくり、運動不足解消のためにやるもの。大自然の中で歩かずに車で移動???気に入らないねェー」などとほざいていた訳です。
それが今回、腰痛を気にしながらのプレー後「カートがあって助かった。景色は
見れたし本当に気持ち良かった」とつぶやいていました。
そうなんです。私は変わったのです。いや、進化したのです。昔より、物事を一面だけではなく多面的に捉えることができるようになりました。あまり先入観を持たず、頑なにならず、まずは受け入れて、相手のいいとこ探しをする・・・いわゆる一つの”受容”とでも言うのでしょうか(もの凄いこじつけ)。何はともあれカートとうまく付き合うことも長くゴルフを楽しむためには大事なことなのだと気付いた訳です。
更に話は変わりますが、ゴルフというのは不思議なスポーツです。
クラブとボールとホール(カップ)のわずか3点あれば、苦もなく6,000m~7,000m
を散歩(?)してしまう。もし、何も持たずに同じところを歩いて来いといわれても
ほとんどの方が「ゴメンナサイ」だと思います。
ゴルフの所要時間は、ハーフラウンドで2時間30分~3時間位。仮にハーフの
スコアが50だった場合、パターを含め50回スイングしたことになります。
素振りから打ち終えるまでの時間を1ストローク平均30秒として
30×50=1500秒
つまりストロークに費やす時間は、ハーフでたったの25分。
同伴競技者のプレーを見るため立ち止まることもありますが
残りはひたすら移動時間です。しかも散歩よりゆっくりの移動といえます。
∴ゴルフで体力はつかない。運動不足解消にはならないとの結論になります。
では、どうしてこんなに楽しいのか?理由は人それぞれ沢山あると思いますが、
“世俗を離れ大自然の中に解き放たれた束の間の開放感”をあげる人が多いですね。
「スコアなんか二の次、心身のリラックス!」とか言いながら結構成績を気にする
方もいらっしゃいますが・・・。
話を元に戻して表彰式です。
主催者である臼井先生が参加者へのお礼などを述べた後しばし食事と歓談。
先生ご自身は相変わらず多忙を極めているようなので今後息抜きに
ゴルフは勧めたいところです。
そうこうする内に成績発表と表彰式が始まりました。周りを見ると全員が優勝を
期待している雰囲気です。もちろん私も!しかし、参加人数240人ともなると
厳しい現実に遭遇しなければなりません。ドラコン、ニアピンは洟から呼ばれず
飛び賞にも掛からずあえなく撃沈。唯一の朗報は我が組の紅一点、甲府相川
ケアセンターの看護師、河西さんが何とBM賞=真っ赤なキャディーバッグを手
にしたことです。ちなみに私は34位だったような気がします。
ところで毎回そうですが、プレー終了後必ず聞かれるのが「どうだった?どの位で回ってきた?」という言葉です。今回も訊かれました。
だから私は胸を張って答えました。
「ハーフだいたい2時間45分でした。次回は2時間30分を切るのが目標です」と。
へその曲がった性格はなかなか治らないようです。
≪四字熟語を作ろう ~ゴルフ編~≫
好天期待 大声挨拶 握値成立 打番抽選 祈真直飛
球見集中 捻転不足 杭外再打 白球青空 旗側万歳
前失挽回 昼食美味 打時静黙 作法遵守 芝上非走
出蝮注意 短穴一入 砂場巧出 風呂弾話 無事深謝
2008.11.21(Fri)
◇ 最近のボランティアさん : 2題 ◇
開設から2年が経ち、歌や踊り、保育園児たちの遊戯など少しずつボランティアで
ゆめみどりを訪れていただく人たちが増えてきました。感謝です。
きょうは、最近ご利用者にお楽しみいただいた2つのステージを写真中心にご紹介
いたします。(会場はいずれも 1階デイルーム&交流広場)
◎ 「宮野洋子さん秋のコンサート」
11月5日 14:00~15:00
宮野さんのステージは、おととし秋が1回目でした。
以降、春・納涼祭・秋とレギュラーとなり今回で7回目。
「東京キッド」「ガード下の靴みがき」
「おかあさん」「柔」など6曲を歌って頂きました。
今回は、何故か私も宮野さんとデュエット
『旅の夜風』を熱唱(?)
※次の宮野洋子さんの歌声は、来年春です。お楽しみに!
◎ 『Poco a Poco ミニコンサート』
11月17日 14:00~15:00
☆ お母さんたちのコーラスグループです。
☆ 12人のハーモニー。
「ポコ ア ポコ」というのはイタリア語で「少しずつ」の意。
メンバーは「少しずつ上手くなりたいという願いですよ」
とおっしゃっていましたが、1曲目から美しいハーモニー
が会場を包みました。
歌あり、リコーダー演奏、独唱、
ピアノ演奏、歌に合わせた手遊び・・・。
曲目は、「もみじ」「にんげんていいな」「まっかな秋」
「千の風になって」「川の流れのように」「青い山脈」
そして「ふるさと」など13曲。
「ポコ ア ポコ」の皆さん、次回のステージも快く
引き受けてくださいました。ありがとうございました。
※ ゆめみどりでは、ボランティアさん、いつでも大歓迎です。
歌や、踊りだけではなく手品、いろいろな講師、傾聴ボランティア
などぜひご連絡いただければと存じます。
℡ 055-278-2800 大柴まで
2008.11.11(Tue)
腰痛とゴルフ ~その①~
私は腰痛持ちです。その付き合いは今から40年ほど前、大学生だった頃に遡ります。
出会いは突然やってきました。当時寸暇を惜しんで(?)打ち込んでいたのがビリヤード。
なかでも”スリークッション”というゲームは実に面白く、見事に嵌まっていました。ある日、友人たちと真剣勝負中私の出番になり、キュー(玉を撞くための道具)をしなやかに扱いながら構えた途端「ウッ!」。腰の真ん中に激痛が走りそのまま固まってしまったのです。以来、およそ40年、何度か入院も経験し腰痛との関係、切りたくても切れない関係を深めてきました。
その間、社会人となった私は20代後半でゴルフに出会います。きっかけを作ってくださり、ゴルフの師と仰いだのが当時YBSラジオのパーソナリティーとして大人気だった上野久雄先生です。上野先生は後に短歌誌「みぎわ」を主宰されご多忙だったと思いますが、
ゴルフには時間を割いてくださり毎年何回かグリーンへお供させていただきました。
残念なことに上野先生は今年9月17日、病気治療の甲斐もなく81年の生涯を閉じられてしまいました。
「長身・包容力のある声・口髭の似合う長い顔・ギャンブラー・無頼・ダンディー・・・」様々な形容が浮かぶ先生のゴルフでの記憶・・・それはティーショットの瞬間にありました。一点を見据え集中する風貌には打ち終えるまで、何人も入り込ませない気魄とでもいうような何かがあったと思います。
「大柴さん、なかなか素養があるよ」初めてコースに出た時いただいたあの一言で私のゴルフ人生がスタートし、得がたい多くの先輩や仲間と知り合うことができました。
上野先生、本当にありがとうございました。
さて、腰痛との付き合いは年々密になる一方、ゴルフとの関係はおよそ4年前から途絶えてしまいました。腰痛(椎間板ヘルニア)の悪化が大きな理由です。再びティーグラウンドに立ちたいとの想いで腰痛体操や散歩、ジム通いなどを試みますが、少し改善すると安心して中断してしまうという性質(たち)が災いして徐々に”調子の良い期間”が短縮し、とうとう昨年12月末、山梨中央病院に入院、手術の運びとなりました。手術については1月末に実施し大成功、痛みも痺れも全くなくなり執刀していただいた千野孔三先生には感謝の言葉もありません。
かくして長年連れ添い、切っても切れなかった椎間板ヘルニアとの関係を絶つことができました。後は入院で落ちてしまった筋力を付け、ゴルフの復活を目指すのみ。そして、その日がやってきました。平成20年10月22日(水)場所は清里丘の公園ゴルフコース・・・
とここまで書いたところで随分長くなり些か疲れましたので、復活ゴルフについては次回
~その②~で書かせていただきます。スミマセン。