2009.05.12(Tue)
本物が似合うゆめみどり・・・を目指します
「良かった」「やっぱプロの歌はすごいねエー」
プロのオペラ歌手が4人もゆめみどりに来てくれました。
場所は、いつものデイルーム&交流広場。
まさに本物の共演!プロの声が施設に響き渡りました。
東中 千佳(ひがしなか ちか)さん・・・・・ソプラノ 兵庫県出身
富岡 明子(とみおか あきこ)さん・・・・・メゾソプラノ 兵庫県出身
土崎 譲(つちざき じょう)さん・・・・・・・・テノール 大分県出身
山下 浩司(やました こうじ)さん・・・・・・バリトン 山梨県笛吹市石和町出身
吉田 貴至(よしだ たかゆき)さん・・・・・ピアノ
正直なところ今回のボランティア・イベントは終了するまで
期待と不安が交錯状態でした。
期待・・・・・オペラ歌手の肉声が直に聞ける
利用者にとってもめったにないチャンス
どんなステージになるのだろう?
不安・・・・・肉声が直に聞ける?ーー⇒ 施設内のスペースで本当にいいのか?
めったにないチャンスーー⇒ 利用者が大きな声にびっくりしないだろうか?
どんなステージになるのかーー⇒ やばい!ステージが作ってない。
「セットは?」なんて訊かれたら・・・・・
電子ピアノでOKなのか?などなど
全てが杞憂でした。全く問題ありませんでした。というより
問題なくやってくださいました。(感謝)
しかも、「歌いやすかった」との言葉まで頂きました。
前説や拍手の練習(心身リラックスのために大切)などの後
いよいよ開演です。(進行は山下さんが担当)
M1 「待ちぼうけ」 山下浩司さん
M2 フィガロの結婚より「恋とはどんなものかしら」 富岡明子さん
M3 「ウィーンわが夢の町」 土崎 譲さん
M4 ボエームより「私が町を歩くと」 東中千佳さん
M5 セビリアの理髪師より「それじゃ私だわ…嘘じゃないわね」
富岡さんと山下さん
M6 オペレッタ・メリーウィドウより「唇は語らずとも」 東中さんと土崎さん
M7~日本の歌メドレー 全員
「ふるさと」「朧月夜」「八十八夜」「われは海の子」
「村祭」「もみじ」「雪」
(ピアノ)吉田 貴至さん
アンコール曲 椿姫より「乾杯の歌」 全員
曲間に山下さんのとても解りやすい紹介トークが入り
およそ1時間の「コンサート」でした。
客席には、ご利用者、ご家族、イベントを知ってかけつけたオペラファン
そして職員など合わせて80人ほどが集まり本物の声楽を堪能しました。
予想通りマイクは必要ありませんでした。
♢プロの方は観客が200人でも2000人でも歌い方は変わらない。
教えの一つに、「会場の最も後ろの席の一人のために声を届けなさい」
という言葉があるとのこと。
予想通りステキな衣装でした。(特に女性のお二人)
♢実は、東中さんのドレスと土崎さんのタイとベストがコーディネート
されていました。(^^♪(^^♪
予想外のおほめの言葉「とても歌いやすい会場でした」
♢もちろん、施設として・・・が前提ですが、うれしかったですね。おそらく
ステージエリアの天井部が高く、音が適度に響いたのでしょうか。
コンサートが始まった頃は、客席も様子見のムードがありましたが、
それほどの時間を要することなく、演じ手との距離が縮まり、会場の雰囲気が
一つになっていく感覚を肌で感じました。
これこそ、本物の成せる業であり、「伝える」「伝わる」ということなのだと
実感しました。
5人のメンバーは、ゆめみどりのコンサートの前に甲府南ライフケアセンターで、
また翌日の13日には甲府相川ケアセンターでのステージがあり、多くの
高齢者と楽しい時間を共有していただきました。
ありがとうございました。これからも応援してますよーーー!
ますますの活躍をお祈りしています。
そして、今回のコンサート開催にお力添えを頂きました
株式会社 早野組の早野潔社長と
山下さんのご両親、山下征士・智子ご夫妻に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。