2010.04.21(Wed)
2010仕舞いの桜 ~甲斐駒ケ岳を背景に潔く!眞原の桜並木~
それにしてもこの春は、かつて記憶にないほど天候が安定せず、
満開の桜に雪が積もる景色がテレビに映し出されました。
「異常」という我々人間の一方的な言葉だけでは片付けられない
小さくて大きな変化が起きはじめているに相違ありません。
桜といえば「散り際の潔さ」。
しかし、今年はタイミングが難しく中には逡巡した名木もあったのでは?
4月18日、北杜市にある「眞原の桜並木」を見に出かけました。
山梨県内のお花見名所巡りの締めくくりとして・・・・・。
正面奥が甲斐駒ケ岳です。
およそ750mの沿道に200本のソメイヨシノ!
背景は「甲斐駒」 最高の舞台設定です
もっと大勢の人出を予想していましたが、意外に少なく
交通整理をしていた方に伺ったところ、ピークは先週末と
昨日の土曜だっととのことで、いく分寂しそうな表情を
していました。
この日は間違いなく見ごろではありましたが、何といっても
肌寒く、売店も店を終うかどうか迷っているようでした。
眞原の桜並木もようやく散り始め今年の役目を終える段取りに
入りました。もちろん満場の喝采を受けながら・・・・・。
でも現実は違っていました。
「散り際」の良さが売りの桜の上を行く、見事な「散り」を
見せたのは意外(?)にも我々人間だったようです。
「散るさくら 少ない拍手に 逡巡す」