2012.01.24(Tue)

山梨県老施協研究総会

1月22日(日)

第3回山梨県老施協研究総会が開かれました。

会場は昭和町のアピオ甲府。

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今回も発表会場は施設系と在宅系をミックスした2会場でした。

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      私が傍聴した発表会場

両会場とも発表の演題数は15ずつでした。

デイサービス・小規模多機能・特別養護老人ホーム・養護老人ホーム

の各サービス現場からの報告。

発表内容は、認知症ケア・口腔ケア・機能訓練・看取り介護・ユニット介護

リスクマネジメント・経費節減・ケアプラン・地域貢献などなど多岐にわたりました。

 

ゆめみどりからはユニットの介護福祉士・望月優さんが日常の取り組みを

発表しました。

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テーマ:おいしそうだね」~私も口から食べたい~

内容:入居中に脳梗塞を発症、入院した女性が胃瘻(いろう)となって再入居

    となる。しかし日々の様子からご本人に食べたいという思いが

    あるのでは・・・と口からの食事摂取に取り組み、現在も継続中の事例。

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望月さんは「職員の一方的な思いだけにならないように援助していくこと。

無理なく安全な経口摂取を継続していきたい」とまとめました。

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多くの発表の原点は、やはり気付きから始まっていると感じました。

日常の何気ない会話や仕種そして表情などを現場の職員さん

たちが見逃さず、改善点を模索していこうとする姿勢に素直に

拍手が贈られました。

いつもご利用者と正面から向き合って入ればこその気付きであり

「今」と「前」をしっかり見据えている印象が強く残りました。

簡単にできることではありません。

当たり前ですがご利用者はお一人お一人それぞれの個性があり

思いがあり、そして生活があります。そうした日常にどう関わっているのか?

どこの施設も『いい仕事をしているな』『いい人たちがいるな』・・・

と実感させられました。

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次回は、どんな新鮮な気付きに出会えるのか楽しみです。

会を増すごとに独自色も増えてきそうな予感です。