2013.02.28(Thu)
「若年性認知症」について学びました。
2月25日(月)
今月の「施設内勉強会は「若年性認知症」がテーマでした。
担当部署はデイサービスセンター。
講師はデイサービスの海野生活相談員が務めました。
[若年性認知症って!?]
若年性認知症とは18歳以上 65歳未満で認知症の症状がある場合を
総称した言い方で原因がつかめているものと原因が解らないものに
分かれます。旧厚生省の時代に若年性痴呆研究班が設置され、支援策の
協議が進められるようになりました。2009年の調査によると、全国における
若年性認知症者数は3,78万人と推計された。(配布資料より)
講師を務めた海野相談員
上記にもある「原因がつかめていない若年性認知症」には
〇アルツハイマー型認知症 〇ピック病 前頭葉側頭葉型認知症
〇パーキンソン病 〇レビー小体病 があり、
原因がつかめているその他の認知症としては
〇血管性認知症 〇頭部外傷性認知症 〇アルコール性認知症
が挙げられるとのこと。
若年性アルツハイマー型認知症については、最近になって遺伝も
考えられるのではないかといわれるようになったそうです。
若年性認知症には「プレセニリン」という家族性の危険因子が関与
してことがわかり、以降研究が深められていますが、まだまだ未解明の
部分が多いのが実情のようです。
勉強会では、海野講師の全体説明に続き、あるご利用者についての
事例発表が行われ、より具体的な話に参加者は熱心にメモをしたり
聞き入っていました。
事例発表中です!
最後に、職員がモデルになって、実際に認知症の方に対する声かけや
訴えに対する対応を実技という形で学び、その後、全員で活発な話し合い
を行いました。
次回は「アセスメント」についての勉強会が予定されています。