2011.11.09(Wed)
出前講座「食中毒と予防法について」リポート
11月8日出前講座に参加してきました。
タイトル : 「食中毒と予防法について」
主催 : 富士メディカルサービス
講師 : 中北保健所衛生課
会場 : 山梨県流通センター会館
◎食中毒の御三家
・サルモネラ属菌・・・鶏卵由来のエンテリティディアス対策が
講じられたため。近年は減少傾向。
・カンピロバクター・・・近年は事故数1位、患者数2位をキープ。
多くのケースは肉類の生食に起因。
・ノロウィルス・・・・・冬場だけでなく通年で発生、患者数1位。
近年は調理者を介した事例にシフト。
◎食中毒を起こさないための3つの原則
ノロウィルスなどは少ない菌の数で発症するため「増やさない」は難しい。
防ぐには、「つけない」「殺す」しかない。
◎ノロウィルスとは・・・
◎ノロウィルスは85℃、1分以上の加熱が有効。
◎ノロウィルスの感染予防と消毒について
・トイレの後や外から帰った際の手洗いの徹底。
・施設は日頃から次亜塩素酸ナトリュームで消毒。
・下痢・腹痛のある人は風呂は最後に入るかシャワー。
・感染者の糞便や吐物からの感染に注意。
♢消毒・・・エタノールや逆性石けんはあまり効果がない。
次亜塩素酸ナトリューム、加熱85℃1分以上は効果あり。
◎手洗いの徹底(2回)
・微生物は手から泡へ。そして洗い流される。
・1回目は汚れを、2回目は微生物を洗い流す。
・爪は常に短く切っておく。時計、指輪をはずす。
・まず、流水で洗う。汚れがある場合は、液体石けんで
手指を洗浄する。
・手洗いが雑になりやすい部位は注意して洗う。
・洗浄後、使い捨てペーパータオルで拭く。
・水道栓は直接手で閉めず、手を拭いたペーパータオル
で止める。
予防の徹底が大切!!!
おつかれさまでした。