2013.01.30(Wed)

個別ケアって何だろう? ~施設内勉強会~

 

1月29日(火)

「個別ケア」についての勉強会が開かれました。

講師は、ABユニットの”個別ケア係”のメンバーです。

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  野呂さん    阪本さん        樋泉さん

 

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この日もパワーポイントを使っての勉強会、その内容を

抜粋しますと・・・。

◆個別ケアって?

  ・その人その人のそれまでの人生、生活、ADLからその人特有の

   潜在ニーズを知り、その人が快適な生活を維持できるよう支援すること。

  ・在宅で生活していた時と同じ生活リズムで施設でも生活していただくこと。

  ・「全ての共通のものに何かを足すこと」

◆必要なのは・・・

  ・チームケア⇒職員同士が共通認識を持つことで一定水準のケアの

           提供が可能になる。

  ・ユニットケアへの認識⇒  ユニットケア=個別ケア? 個室=個別?

  ・リスクマネジメント⇒毎日の生活から切り離すことができないもの。

               「リスクがあるから・・・」 ⇒「何もしない」はNG。

               「どうすればできるのか」「本人はどうしたいのか」が大切。

◎個別ケアと自立支援

○介護現場での「自立」とは・・・自分の人生をどう送るのか自分自身で決めること。

○自立支援とは・・・「私はこうしたいを支援すること」

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 勉強会の大まかな流れはこんな感じでした。

一番の基本は、まず利用者さん一人ひとりを「知る」こと。

日々の変化を考えると、「その方を知る」ことがスタートであり

やがて来るゴールのために決して怠ってはいけないアプローチだと

思います。

職員が「個別ケアだから自分たちもそれぞれの思いで

ケアすれば良いのだ」(そんなことはないとは思いますが・・・)などと

勘違いして関わったりすると間違いなくご本人は大混乱に陥ること疑いなしです。

だからこそ情報の共有が不可欠になります。

今回、講師を務めたABユニットでは共有すべきツールとして

24Hシートを活用しています。とても有効なツールではありますが

あくまでも目安としての日課の基本であり、そのものがニーズを

満たすものではありません。

「全ての共通のものに何かをたすこと」・・・その何かは日々の関わりの中から

見出せるものと確信しています。

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 お疲れさまでした。