2009.05.06(Wed)

こどもの日と夢と中田英寿さん

きのう、5月5日は「こどもの日」でした。あいにく雨模様になってしまいましたが、

県内に限らず全国各地で様々なイベントが開かれたようです。

「こどもの日」は毎年、ゴールデンウィーク終盤に位置しているので

こども中心の家族づれの日でもあります。特に今年は、高速道路の

1000円乗り放題の影響があり、かなり混雑したようですね。

「家族づれ」が「家族づかれ」にならないようご用心です。

 

こどもの日と言いますと、「将来何になりたいですか?」といった

アンケート結果がたびたび報じられます。

想像するに、男のこは、プロ野球の選手、Jリーガー、先生、お医者さん

警察官、などが上位にランクされるのでしょうか。

女の子は、カーキ屋さん、花屋さん、歌手、保育園や幼稚園の先生、

看護師さんという感じでしょうか。ひょっとしたら私の感覚は古いかも・・・。

 

ところで、先月、子ども達の夢に大きな影響力を持つある人物が、

夢のあるビッグイベントを開いてくれました。

元サッカー日本代表、あの世界の中田英寿さんです。

 

4月12日(日)甲府市の小瀬陸上競技場。

中田選手率いる「TAKE ACTION F・C」 VS 

「ヴァンフォーレ甲府」の試合が行われました。

観衆は、16,000人を超え山梨県内だけでなく東京をはじめ

首都圏からも大勢のサポーターが集結しました。

もちろんJリーガーを夢見るたくさんのサッカー少年中心に。

 

2006年7月、突然の現役引退を表明したNAKATAは、その後

世界50カ国を旅します。その中でサッカーを通じての世界への

貢献という夢が次第に膨らみその思いを胸に帰国したのでは

ないでしょうか。

 

その構想が「LIFE AFTER FOOTBALL PROJECT」

であり、行動の第一歩が「TAKE ADTION F・C」なのです。

うれしかったのは、第一歩を記したのが彼の故郷甲府であり

県のサッカー協会と密接な連携をとり開催できたこと。

そして、何より多くの子供たちにビッグな思い出と夢をプレゼントしてくれたこと。

早くも全国あちこちから「うちにも来てくださいコール」が続いていると

聞きます。

 

中田さん、サッカー同様、しっかり地に足をつけ時に攻め、時に守り

(時々休んでも良いと思います)「世界の子供たちのために」という

ドリームボールを送り続けてください。

 

思い出したことがあります。

確か中田さんがベルマーレ平塚からイタリア・セリアAに活躍の

部隊を移した頃、韮崎高校時代のサッカー部監督で当時の

中田さんを指導した田原一孝さんをご自宅に訪ね、サッカー談議に

花を咲かせたことがあります。その時、田原さんが語り今でも

忘れない言葉があります。

 

「大柴さん、中田は選手として超一流の能力、並はずれた

精神力を持っているし、間違いなく世界で結果を残すと思うけど、

彼が指導者になった時はもっと凄いよ。

誰にも真似が出来ないほどの分析力と判断力。様々な可能性は

年齢を加えるに従って大きくなると想う。楽しみだねエー」

 

今、その楽しみの歩みがスタートしたのではないでしょうか。

なお且つ、彼は次の次、ひょっとしたら次の次の次の

展開を既に見据えているかも知れません。

これまでも、そしてこれからも、ヒデから目が離せません。