2010.02.28(Sun)
高齢者虐待と不適切ケアの勉強会
2月25日(木)
ゆめみどりの認知症ケア委員会主催の施設内研修会が
午後7時15分から開かれました。
テーマ: 「高齢者虐待と不適切ケア」
講師 : 堀田介護課長
また、「これって虐待?(不適切ケア)」についても
グループワークで問題点の洗い出しや改善策について
話し合いました。例えば・・・・・
・自分で食事が摂取できるのに時間の節約のため職員が全て介助してしまう。
・トイレのドアを開けたまま排泄介助をする。
・黙って車椅子を動かす、車椅子を押すスピードが速い、急な方向転換。
・内服が難しいからとといって、錠剤を何でも砕いて食事と混ぜて服薬する。
・職員が利用者の生活スペースを走り回る。
・職員同士の私語が多く利用者を見ていない。
・職員同士が職場内で「あだ名」や「ちゃん」付けで呼び合っている。
・子ども扱いをする。
・「ご飯を食べないと点滴になっちゃうよ」などと不安をあおるような言い方をする。
・利用者が同じことを繰り返し訴えると無視してしまう。
上のケースは、日常起こりうる幾つかの例ですが、
参加者には、様々な気付きがあったようです。
身体の介護・生活の援助・言葉がけ・そして各々の倫理観・・・
基本は、丁寧な言葉遣いからではないでしょうか。
ぞんざいな言葉は使わない・・・その意識だけで様々な
波及効果が生まれます。
気付いたら実践しましょう。
忘れてはいけないのは
「今、私の・あなたの目の前にいらっしゃる方は私達の
人生の大先輩なのだ」ということです。