2009.02.16(Mon)

富士山と雪と梅花と花粉症

長ったらしいタイトルになってしまいました。

おそらく集中力欠如のせいだと思います。

欠如の原因は間違いなく花粉症です。

 

「富士山と雪と梅花」につきましては写真をご覧下さい。

遠くに移るのは冬、近くに春が見えてきました。

 

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問題は「花粉症」です。甲府盆地は、きょうも気温が15度7分、

最大瞬間風速は19,5mと花粉が活躍するには

十分すぎるほどの舞台設定でした。

 

県衛生公害研究所によりますと、今年のスギ花粉の飛散量は

1988年以降6番目の多さということで、花粉症と長い付き合いの

私にとっても、辛いシーズンが始まりました。

 

ある機関の調査では、その年のスギ花粉の飛散量は前の年の

夏の気象に大きな関わりがあり、日射量が多く降水量が少ない程

翌年の春の飛散量は多くなるとのことです。

去年の夏の気候についてはほとんど記憶に残っていませんが

おそらく暑くて雨が少なかったに違いありません。

 

とりあえず外出する時は、マスク、めがね、洋服は毛のものは避け、

綿かポリ。

家に帰った際は、うがい、手洗い、洗顔を励行する・・・。

他に何か良い方法がありましたらぜひ教えてください。

そして、耳鼻科など早めの治療を開始するのも

とても大切なのですよ!ね!!ご同輩!!!

 

 

 

 

2009.02.12(Thu)

今年も行けなかった十日市

「甲府盆地に春を呼ぶ・・・」という冠言葉で紹介される祭りがいくつかあります。

甲府柳町の大神さん、若草町の十日市、湯村塩沢寺の厄除け地蔵尊祭・・・。

このうち10日、11日に行われた十日市今年も行けませんでした。

 

 

実は、ゆめみどりは今年7月で満3歳になります。

開設当初、臼と杵がなく平成18年、19年の年の瀬の

餅つきは、先輩施設である甲府相川ケアセンターから

借りてきてペッタン!ペッタン!していました。

 

そして去年。

年明けに十日市で購入しようと思っていたものの、気付いた時には

十日市は終わっていました。

やがて師走に入り、暮れも押し詰まった23日に急遽

増穂町平林に臼井次長とともに車を飛ばし、念願の

木工品を手に入れた次第であります。

 

保坂さんの工房.JPG

   保坂さんの工房

 

今年の十日市は臼を提供してくださった保坂静夫さんに

お礼に行くつもりだったのですが仕事の都合で断念、

この場をかりて「保坂さんありがとうございました。

おかげさまで暮れにはおいしい餅がつけました」

 

 

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ところで、十日市といえば「ないものは猫の卵と馬の角

といわれますが、「ないものは牛のたてがみと馬の角」と

いう方もいらっしゃいます。牛を押す方の理由は、「元来

十日市は、物々交換が始まりです。農耕が主という地域柄

を考えると 猫vs馬 より 牛vs馬のほうがしっくりして受け

入れやすいのでは・・・とのことです。

 

 

先日の山梨日日新聞では、猫vs馬で記事が書かれていました。

いづれにしましても、「ないものはない!」というキャッチフレーズに

変りはない十日市!!!今年は2日間でおよそ16万人の人出

だったそうです。

 

来年はぜひ出掛けて、値切り交渉を楽しんでみたいと思います・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

2009.02.04(Wed)

きのう節分、きょう立春

 
 立春、立夏、立秋そして立冬。

四つの節目で言うならば、立春のきょうは元日

必然的に前の日の節分は大晦日でしょうか。

 

その大晦日の恒例行事は”豆まき“です。

ゆめみどりでもユニットやデイサービスが賑やかな

笑い声に包まれました。

 豆まき2.JPG豆まき1.JPG

 

怖いはずの鬼達がとても人懐っこくて

「鬼って本当はやさしいのかも」などと

思わず錯覚しそうになりました。

豆まき3.JPG

 

豆まき4.JPG

 

「鬼はーー外  福はーー内」 ではなく 地域や寺社によっては

「福はーー内 鬼もーー内」という所もあるそうです。

 豆まき5.JPG

 

桃太郎、一寸法師、こぶとり爺さんなど日本の昔話には

よく鬼が登場します。こぶとり爺さんの鬼は、爺さんのこぶを

とってやったりしていい鬼で好きでしたね。(実は小学校の学芸会で

鬼の役を演じた?記憶があります)

鬼1.JPG
 

あの鬼さんたちは今どこにいるのでしょうか?角を隠し、縞々パンツ

「福」ならぬ「服」で覆い隠し、どこか1ヶ所に集まって自分達だけで

大騒ぎをしたり、おいしい思いをしているのでしょうか。

 
鬼3.JPG 

 

見た人がいないだけに鬼のイメージが膨らみすぎているのかも・・・。

ひょっとしたら、鬼は外ではなく自分の内側にいるのかも知れません。

だとすれば上手く付き合うのも一興です。

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             「鬼はーーどこ  鬼はーー内」

 

 

     『そして、立春!』

 

うめ・ナニワシダレ.JPG 

     ゆめみどり内の 「うめ・ナニワシダレ

 

 

 

 

2009.02.01(Sun)

実りある勉強会

 
  1年で最も寒くて、空気が乾燥しているのが1月2月ですね。

そのほぼ半分、1月がアッという間に過ぎ去りました。

本当に駆け足で2月にバトンタッチ。風邪をひいていませんか?

インフルエンザにかかっていませんか?体調を整えて春に備えましょう

 

さて、おととい(1/30)ゆめみどりでは、褥瘡予防の施設内勉強会

を開きました。(主催:感染予防・褥瘡予防委員会)

 

CIMG1978.JPG

 

褥瘡・・・漢字のテストに出てきそうな難しい字ですが。

     意味は、体の特定の部位に体重がかかり続けることによって

     皮膚の表面を走る毛細血管が圧迫され、血流が悪くなることで

     その部位の細胞が壊死してしまうこと。いわゆる床ずれ。

 

 

 

 

勉強会では、発生の要因や発生しやすい部位、予防策などについて

改めて学び、その後ユニットごとの事例発表で活発に意見を出し合いました。

 

 
 
 
褥瘡3.JPG 

介護スタッフ、看護スタッフ、管理栄養士など多職種が集い、同じ目標をもって

学ぶことは、内容もさることながら互いのつながりを深め、一方で自らの

立ち位置を確認する意味でもとても有効で貴重な時間といえます。

 

褥瘡5.JPG 

 

現在、ゆめみどりには事故防止、感染予防、身体拘束解消、サービス向上

美化節約などの委員会が設置され活動しています。

褥瘡4.JPG

リーダー会議やユニット会議を縦糸とするならば各委員会は横糸の役割を

担っています。

そして目指すのは縦横の糸がしっかり機能し合い生まれる“ゆめみどり模様”。

 

 

 

 2ヶ月ほど前には、事故防止の勉強会がありました。

これはその時の資料です。

 

事故防止.JPG

 

 

事故防止2.JPG

この絵にはどんな危険が潜んでいるか?思い浮かぶだけあげてみましょう・・・。

 

大切なのは、危険がイメージできることと同時に、対応策がしっかり取れること。

そして、一人ではなくスタッフ皆がそうした情報を共有できていることだそうです。

 

次回勉強会は、「認知症について」が予定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009.01.17(Sat)

伝承芸能を堪能

ここ数日、ゆめみどりの上空は晴天続きで、まさに「雲の姿をWanted」状態です。

この青空に轟けとばかりの恒例行事が16日にありました。

 

甲府ばやし保存会(山口徹代表)の皆様による太鼓や笛の演奏、正月らしく

獅子舞などが披露されました。

 

甲府ばやし1.JPG

 

 甲府ばやしの由来は、明治維新の4年前、1864年(元冶元年)にまで

遡ります。

以来140年間以上伝承されてきた郷土芸能で,

昭和40年に甲府市の無形文化財に指定されたそうです。

 

甲府ばやし5.JPG 

この日は、寿獅子の舞、仕手舞、積乱音などが披露されました。

 

甲府ばやし6.JPG

甲府ばやし3.JPG

 

また、「武田節」「水戸黄門」などご利用者にとっておなじみの曲も演奏され

太鼓と篠笛に合わせて手拍子をとったり、歌ったり楽しい時となりました。

 

甲府ばやし8.JPG
甲府ばやし7.JPG
 

 

お正月から大晦日まで、私達の身の回りには様々な伝統ある

行事や文化が受け継がれています。

大切に残していきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009.01.12(Mon)

“健康”が一番!でした。

 

この三が日、各ユニットごとに「新春書初め大会」が行われました。

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お正月ということもあり、和気あいあいの雰囲気でしたが、

ひとたび筆を持つと表情は真剣そのもの。もちろんスタッフも!

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その作品が、今、1階の廊下に展示されています。

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           改めて並べてみるとなかなかの力作ぞろいです。

 
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書初め10.JPG書初め11.JPG

 

 最も多かった文字は「健康」、次いで「安全」さらには「笑顔」「美」「幸福」

といった作品が並んでいます。

中には「金力で生きる」なんていう楽しくも凄まじいものもありました。

 

書初め14.JPG

 

 ぜひ本物を見たいという方は、ぜひぜひ「ゆめみどり」にお越しください。

 

今年一年、健康第一で、明るく笑顔で安全・安心な生活を送りましょう。

 

書初め15.JPG

 

 

 

 

 

 

2009.01.09(Fri)

おもしろかった初雪の日

 

きょうは、未明から甲府盆地も雪になりました。

この冬初めての雪、つまり初雪ですよね。

甲府では、いつもの年より15日、また去年より

10日遅い初雪とのことです。

 

日中は、降ったり止んだり(踏んだり蹴ったりではありません)の繰り返しでしたが、

ゆめみどりの中では、一日中ユニットでの話題の中心でした。

            

初雪1.JPG

 大柴「この雪は、積もりますかね?」

入居者のHさん「積もらんさよー。落ちてくるスピードが速いじゃん。こいいう水気の

      多い雪の時はまず積もらんね。昔は30センチや50センチはざらだった」

大柴「ですよねー。年に何回もありました」

     
初雪2.JPG

 Hさん「ところで、お願い聞いてくれるかな」

大柴「はい、何なりと」

 

Hさん「うちが心配だから、様子を見てきて欲しいだけどさー」

大柴「大丈夫ですよ。きょうの雪は積もりませんから」

Hさん「そうもいかんだ。うちは山ん中だから」

大柴「すみません。私の車スタッドレスはいてないんですよ。あの坂道は・・・」

Hさん「スタッドだか、スッテンコロリンだか知らんけど・・・ダメ?」

 

大柴「すいません。あ!Hさん、うまそうなおやつがきましたよ。ウサギのあんまんですよ」

初雪3.JPG

Hさん「話をそらそうったてそうはいかんよ」

大柴「そんなつもりはないっすよ。じゃー、いきなりですが面白い話を」

Hさん「ほー。面白い話?」

 

大柴「きょうのような雪の中じゃあ、このウサギはみつけにくいですよね。きっと」

Hさん「どうして?」

大柴「だって、尾も白いから・・・・オモシロイ。面白いなんちゃって」

Hさん「うまい!!!」

大柴「やったー。実は古いギャグなんですけどね」

Hさん「うまい!このウサギのあんまんは実にうまいねエーーー」

大柴「・・・・・・」

 

というような会話をあちこちで交わしながら一日が過ぎました。

 

結局、あまり積もることなく止んでしまいました。

お陰で「喜び庭かけ回る」はずだった我がゆめみどりの

アイドル犬「かん助」は、ちょっぴり寂しそうでした。

初雪4.JPG

 

 

2009.01.01(Thu)

Yes we can!

 

 

明けまして おめでとうございます。

 

2009年の幕開けです。

365日が、今私の拙文をお読みくださっている

貴方様にとりまして穏やかな日々でありますよう

お祈り申し上げます。

 

今年も「ゆめみどり」をよろしくお願い致します。

 

ゆめみどりから見た元旦の”初日と富士”です。

初日.JPG                               『 良き年でありますように・・・!』

 

2008.12.31(Wed)

年の瀬に臼と杵デビュー

 

2008年大晦日です。
ゆめみどりも今年7月1日より3年目に入りました。
来る年は、干支の丑に因んで牛歩のごとく一歩一歩着実に
進みたいと思います。

さて、明日は元旦。元旦といえば「初日の出」です。
山梨県内では、富士山頂からの日の出が見える増穂町高下(たかおり)
地区が全国的に知られ、毎年渋滞になるほど写真愛好者が
カメラを構えます。
「ダイヤモンド富士」と呼ばれていますが、明日の天気は如何に!

ところで、高下地区の隣の平林地区は昔から木工製品の生産地で
毎年2月10日に開かれる「若草町の十日市」の主役です。
特に臼と杵が人気なのですが、ゆめみどりでは先日このセットを
現地に赴き購入しました。                       

                     

     臼と杵.JPG

       購入した臼と杵         

臼製作の保坂さん.JPG

                                                    製作者の保坂静夫さん

                           

  そして、12月26日(金)「ゆめみどり大餅つき大会」で早速デビュー
見事な初陣を飾りました。

餅つき1.JPG餅つき2.JPG

餅つき.JPG
餅つき3.JPG

 

 この日は、7kg(2臼)の餅を搗きました。
1臼は、サツマイモを入れ食べやすくしたお陰で
事故もなく笑顔で味わっていただきました。

餅つき4.JPG

        おいしい餅を搗くためには、つき役・返し役のコンビネーションは
        言うに及ばず蒸しの見張り役・ちぎり役などの連携が不可欠です。

 

              福祉・介護の世界も同じです。
              来年も職員一丸となって人と人とのつなぎ役として

              ぬくもりのある温かい介護を目指します
              1年間ありがとうございました。
              良い年をお迎えください。

 

2008.12.30(Tue)

大好評!ユニット劇「桃太郎」

 

年末恒例(といっても今年で2回目)となったABユニット劇が
クリスマスの12月25日、超満員のユニット共同生活室で上演
されました。

 

去年演じたのは「水戸黄門」。大好評でした。
気をよくしたスタッフが熟慮の末今年選んだ作品は、
誰もが知っている日本の昔話「桃太郎」です。

 

構想:1年弱
制作費:3,000円弱
稽古時間:2時間弱


桃太郎1.JPG

 

ユニットの介護職員が中心となり介護課長、看護師、管理栄養士、
それに事務方が加わり、桃太郎誕生から鬼退治の完結まで総力(?)
をあげて演じきりました。

 

桃太郎3.JPG

 

時間にしておよそ30分、途中場面転換では、白い幕で舞台を覆うなど
並々ならぬ苦労の末、終了直後には「アンコール!」の声もいただきました。

桃太郎2.JPG    
桃太郎5.JPG

 

練習不足で本番に臨んでしまいバタバタしたところも多々ありましたが、
全てお見通しの入居者様の思いやりある声援と拍手に支えられ、終演後
思わず涙を流したスタッフがいたとかいなかったとか・・・。

 

 

桃太郎.JPG

 

いづれにしても、一同来年に向け更なるクオリティーアップを誓ったのであります。
めでたし、めでたし。

 

ところで、「桃太郎」といえば吉備団子の岡山県が定番ですが、実は我が山梨にも
『桃太郎伝説』なるものがあるのです。

その舞台は、大月市周辺。

 

<舞台設定>

百蔵山・・・その昔、桃の木が群生し桃倉山と呼ばれていた。桃倉山から
      転がり落ちた大きな桃が川に入り下流へとどんぶらこ。
葛野川(かずのがわ)・・・大きな桃を川下へと運び桂川と合流する。
桂川・・・おばあさんが洗濯をしていた川。
上野原市鶴島・・・おじいさん、おばあさんが住んでいたところ。
         近くには長寿の里で知られる棡原地区があり
         おじいさん、おばあさんは大勢いたはず。
岩殿山・・・赤鬼が住んでいた山。

 

<確たる証拠>

①犬・キジ・猿のそろい踏み!
    何と、甲州街道の宿場に桃太郎の家来の地名が・・・
□ 犬目
□ 鳥沢
□ 猿橋

 

 ②鬼が投げたといわれる石柱
    岩殿山に住んでいた鬼が怒って投げたといわれる石の杖が
    市内の畑に今でも突き刺さっていて人々は「鬼の杖」と呼んでいる。

いかがでしょうか。大月市の桃太郎伝説。何とも世知辛い世の中。
夢とロマンを求めて甲州街道で桃太郎の足跡を追ってみませんか。

 

※実は今年の全国老人福祉施設大会は桃太郎の岡山市で開かれました。(11月12日~14日)
 ~制度をつくる発信基地として・・・私達は変わる~ がテーマでした。

 世界的な不況に見舞われている今の世の中、鬼が誰なのか、鬼は

 どこにいるのか、 複雑すぎてよくわかりません。来年4月には

 介護報酬の制度改正があります。
 鬼退治はできないまでも、せめて私達は桃太郎のように

 おじいさんやおばあさんに孝を尽くす存在でありたいものです。

 

桃太郎6.JPG    

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             写真は、JR岡山駅前で撮った「桃太郎御一行様」