2008.12.25(Thu)
歌と笑顔と拍手と握手
2月24日、クリスマスイブ。
ビッグなプレゼントがありました。「他人船」や「だんな様」など数々のヒット曲を持つ
三船和子さんが、ゆめみどりを訪れ”歌謡ショー”を開いてくれました。
三船さんといえば「夫婦演歌」。きょうも「むかしの男」「花かがやいて」「他人船」
「湯けむり小唄」「だんな様」そして新曲の「愛暦」まで合わせて6曲を唄って
くださいました。
また、三船さんの弟子で今売り出し中の、谷龍介さんも「清滝川」を熱唱、ご入居者や
デイサービスのご利用者から大きな拍手が送られていました。
ショーの後半は、三船さん自ら客席に入り、一人ひとりと握手をしながら「だんな様」
などを披露し、とても暖かな時間を演出してくださいました。
ステージの後、三船さんは甲府市塚原町にある「ゆめみどり」の姉妹施設である
「甲府相川ケアセンター」に移動し、同じく6曲を歌い多くのご利用者から握手攻めに
あっていました。
1965年に作曲家・遠藤実先生が主宰するミノルフォンレコードの第一号歌手としてデビューした三船さん、その尊敬する遠藤先生が今年亡くなられました。
ショーを終えられた三船さんは、山梨樫の会の臼井理事長としばし談笑、遠藤先生のことやカムバック第一弾の「だんな様」が思いがけず大ヒットしたこと、ご家族のこと、そして大好きな山梨の景色や果物のことなどとても穏やかに話されていました。
話を伺いながら感じた三船さんは、芯が強くて偉ぶらず、人との関わりとか繋がりをものすごく大切にする人という印象でした。
ぜひ、またブラリとゆめみどりに遊びに来てください。
三船さん!楽しい時間をありがとうございました。
2008.12.15(Mon)
腰を痛めないトランスファーテクニック
12月5日(金)とても興味ある研修会に参加しました。
タイトルは「北欧式トランスファーテクニックと介護の労働環境セミナー」
主催は山梨県老人福祉施設協議会です。
講師はデンマーク在住でユーロ・ジャパン・コミュニケーション社代表の
小島ブンゴード孝子さん。学習院大学卒業後、デンマーク人のご主人と結婚、
福祉・医療・子育てなどさまざまな講演やセミナーを開催し、「つらい介護から
やさしい介護へ」などの著書も多数執筆しています。
簡単に言うと、「絶対に持ち上げない!」というのが北欧式トランスファーテクニック
の大切な原則。つまり全く腰に負担をかけない介護の技術ということになります。
この日は、午前中が講演で午後からが実技指導でした。実技指導は時間の
制約と一人ひとり丁寧にとの意向から45人定員で行われ残念ながら私は
参加できませんでした。
そこで、午前中分の講演の抜粋を・・・
まず、北欧式トランスファーには重要な原則が4つあります。
①絶対に持ち上げない!
・垂直方向の負荷は掛けるな。水平な動きに変えよ。
・「引く」か「押す」か「回転」させる。
・少しずつ動かすことを繰り返す。
・持ち上げるしか方法がない時は、機器を使う。
②利用者の積極的な参加
・残存機能の活用
・利用者自身が動くことで介護者の負担が軽減される。
③自然な動き
・その日の体調、機能レベル、環境などにより自然な動きも変化。
・利用者に自然な動きを促し、介護者も自然な動きで介助。
・加齢などで動きの鈍くなった人はその人のテンポに合わせて介助。
④摩擦、てこの原理
・体を動かす際には摩擦がかかるが、摩擦にはポジティブな(利用できる)
摩擦とネガティブな(邪魔になる)摩擦がある。
・トランスファーではポジティブ摩擦は活用、ネガティブは極力取り除く。
・てこの原理はポジにもネガにも働く。これで腰を痛めないように。
■悪いてこ…車いすの坐り直し⇒実は持ち上げている。
支点が介助者の腰 ※瞬間的な腰への負担≒600kg
◎腰を痛めないためにいろいろな道具を使う。
♢ 声(はっきり、わかり易く伝える=丁寧な声かけ)
♢ 手(握り方の工夫で利用者の力がでてくる。例えば、腕相撲スタイル)
♢ らくらくシート(摩擦を減らすツルツルシート⇒ヨットの帆など)ゴミ袋
すべり止め(足の裏などに入れ、踏ん張りを効かす)
♢ シーツやタオルなど手の延長となるものを活用する。
デンマークという国・・・
・人口:547万人 面積:北海道の半分
・福祉の先進国
・幸福度:世界第1位(日本は何と90位だそうです・・・)
○デンマークでは、「国にとって最も大切なのは人、パワーの源は人!」が基本的な考え方で、
教育には最大の投資を図り、人的資源のレベルアップや徹底した活用策を講じるそうです。
・デンマークには男女共同参画という言葉はありません。なぜならば
女性が働くのはデンマークでは普通のことで、働きやすい労働環境
つくりにこだわる。
○財源は、働く人々から納められた税金で賄う。
○税金は、だいたい50%。 消費税=25%
○デンマークが決して楽をしていい思いをしているわけではない。過去、
様々な痛みを味わう中から現在の高福祉社会が築かれた。
※集めたお金は無駄なく使う※
◎デンマークにおける高齢者福祉の基本
○ケアの三原則
①自己決定(いつまでも自分らしく生きる)
*自分らしさは自分でしか作れない
②継続性(住み慣れた地域でいつまでも)
③残存機能の活用(個人的には残存という言葉は好きではありませんが)
*機能=資源 できる所には手を出さない
○利用者にも介護者にもやさしいケア
*辛さをやさしさに変えることが必要
○学校など教育の基本姿勢
*介護技術は現場で学び、学校ではコミュニカーションを中心に学ぶ
◎デンマークの「労働環境法」
○1977年施行、働く人たちの安全と健康を守る法律
*日本では「労働安全衛生法」が似ているが・・・
○全ての職場に職場判定が義務付けられている
○労働省、労働監督局が抜き打ち検査。スマイリーシステム(4段階評価)を
導入しH・P上で公表
○ ケア現場の課題として労災、衛生、屋内環境、働く姿勢などがあるが、
精神的な環境=心の部分も大切な労働環境
☆デンマークでは、1970年代~1990年代にかけて大不況に見舞われたそうです。当然のごとく医療費、福祉予算はカット、カット、カット。手っ取り早い方策として、入院日数の削減策が打ち出されました。(今の日本とよく似ているような気がします)
結局、デンマークではしっかり時間をかけて論議を重ね、医療の受け皿としての福祉の充実が図られたとのことです。
30年以上遅れているといわれる日本は、福祉先進国の良さをしっかり学ぶことはもちろんですが、福祉現場の実情もきちんと把握して福祉の充実に生かして欲しい・・・という声が会場から聞かれました。
それにしましても、集めたお金(税金)は無駄なく使う!
われわれ日本も見習いたいですね。
2008.12.13(Sat)
ちっちゃな出会いがありました。
とても可愛い来訪者達が一所懸命歌い、踊り、そして肩を叩いてくれました。
12月9日(火)午前10時からおよそ50分間の出会いでした。
ゆめみどりと同じ甲斐市玉川地区にある竜王南保育園のひまわり組(年長さん)
の園児18人と先生方が一足早いクリスマスを味合わせてくれました。
まずは、園児が「アンパンマン」「ひらひらまいおうぎ」
「銀河鉄道999」*EXILE*「少年田原坂」「鉄腕アトム」
と次々に遊戯を披露、一曲、一曲時間をかけて練習したことが
伺える見事な出来映えに皆さん感心することしきり!
次は「どんぐりころころ」にのせて、おじいちゃん、おばあちゃん達の
肩を叩いてくれました。「タントン タントン タントントン」
そして、合唱が3曲。「英語の歌」「世界中の子供たちが」「にじ」。
この最後の「にじ」という曲、『手話ソング』(先生が言っていた)で、手話の振り付け入りだったのですが、歌、手話、そして演者、三位一体の
可愛らしさに私は出会ってしまいました。本当に!!!
気に入ってしまったので歌詞を全部ご紹介します。
『 にじ 』
作詞:新沢としひこ
作曲:中川ひろたか
庭のシャベルが 一日ぬれて 雨があがって くしゃみを一つ
※ 雲が流れて 光がさして 見上げてみれば ラララ
繰り返し 虹が虹が空にかかって きみのきみの気分もはれて
きっと明日は いい天気 いい天気
洗濯物が 一日ぬれて 風に吹かれて くしゃみを一つ
※繰り返し
あの子の遠足 一日のびて 涙かわいて くしゃみを一つ
※繰り返し(2回)
最後にお互いにお礼のことばを交わし、園児たちにささやかなプレゼントを
贈って拍手のなか一足早いクリスマスの幕を閉じました。
今回やって来た年長さんたちは、来年春いよいよ小学生!
よく遊び、よく遊び、そしてよく学んでください。
出会いを大切にする人になって欲しいですね。
楽しい時間をありがとう!!!
来年ゆめみどりに来てくれるはずの年中さん!
ぜひ、『にじ』を披露してください。
2008.12.03(Wed)
デイサービスセンター年末年始休業日のお知らせ
クリスマスイルミネーションが目を楽しませてくれる季節となりました。
ゆめみどりでも各ユニット、玄関へとクリスマスツリーが飾られました。
さて、クリスマスが過ぎますと、今年もいよいよ残りわずか
ゆめみどりデイサービスセンターでは下記の日程で年末年始を休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
休業日 平成20年12月31日(水)
21年 1月 1日(木)
2日(金)
3日(土)
4日(日)
1月5日(月)より平常通り営業いたします。
2008.11.26(Wed)
腰痛とゴルフ ~その②~
少し間が空きましたが、4年ぶりのゴルフばなしの続きです。
本当は、久しぶりなので友人とこじんまり様子見のラウンドとも考えましたが
一念発起、ある大きなコンペへの参加を決意(少しオーバー)しました。
平成20年10月22日(水) 場所は、丘の公園清里ゴルフコース。
大会名 : 「第1回 臼友会ゴルフコンペ」
参加人数 : 約240人
主催者は、日頃ご親交いただいている元山梨県議会議長 臼井成夫先生。
第1回でお分かりのように、先生にとっても初のビッグコンペ開催です。
私の主治医である山梨中央病院の千野先生の指示。
先生「コルセットを持参すること。スコアを考えないこと。飛ばそうと思わないこと。
捻(ひね)らないこと」
私 「・・・はい。(心の声:先生!それじゃーゴルフにならんじゃん)」
上空は、どんなに成績が悪くても天気のせいにはできない、抜けるような青い空!
同じ組のメンバーは、社会福祉法人 山梨樫の会選りすぐりの4人。
いよいよスタートです。
記念すべき4年ぶりのティーショット『パコーーーーン』
私にはボールの行方は見えなかったのですが、
周りからは『ナイスショットオオオ―』
<プレー内容は全省略>
18ホール、がっちり腰をコルセットで固めていたお陰で無事ラウンドできました。
大会は、新ペリア方式のため優勝のチャンスは十分、表彰式が楽しみです。
話は変わりますが今、ほとんどのゴルフ場はキャディーさん無しでもプレーができるようになりました(人とバッグは乗用カートで楽々移動)。
この件に関し、一昔前の私はとてもとても批判的でした。なぜならば「ゴルフは健康づくり、運動不足解消のためにやるもの。大自然の中で歩かずに車で移動???気に入らないねェー」などとほざいていた訳です。
それが今回、腰痛を気にしながらのプレー後「カートがあって助かった。景色は
見れたし本当に気持ち良かった」とつぶやいていました。
そうなんです。私は変わったのです。いや、進化したのです。昔より、物事を一面だけではなく多面的に捉えることができるようになりました。あまり先入観を持たず、頑なにならず、まずは受け入れて、相手のいいとこ探しをする・・・いわゆる一つの”受容”とでも言うのでしょうか(もの凄いこじつけ)。何はともあれカートとうまく付き合うことも長くゴルフを楽しむためには大事なことなのだと気付いた訳です。
更に話は変わりますが、ゴルフというのは不思議なスポーツです。
クラブとボールとホール(カップ)のわずか3点あれば、苦もなく6,000m~7,000m
を散歩(?)してしまう。もし、何も持たずに同じところを歩いて来いといわれても
ほとんどの方が「ゴメンナサイ」だと思います。
ゴルフの所要時間は、ハーフラウンドで2時間30分~3時間位。仮にハーフの
スコアが50だった場合、パターを含め50回スイングしたことになります。
素振りから打ち終えるまでの時間を1ストローク平均30秒として
30×50=1500秒
つまりストロークに費やす時間は、ハーフでたったの25分。
同伴競技者のプレーを見るため立ち止まることもありますが
残りはひたすら移動時間です。しかも散歩よりゆっくりの移動といえます。
∴ゴルフで体力はつかない。運動不足解消にはならないとの結論になります。
では、どうしてこんなに楽しいのか?理由は人それぞれ沢山あると思いますが、
“世俗を離れ大自然の中に解き放たれた束の間の開放感”をあげる人が多いですね。
「スコアなんか二の次、心身のリラックス!」とか言いながら結構成績を気にする
方もいらっしゃいますが・・・。
話を元に戻して表彰式です。
主催者である臼井先生が参加者へのお礼などを述べた後しばし食事と歓談。
先生ご自身は相変わらず多忙を極めているようなので今後息抜きに
ゴルフは勧めたいところです。
そうこうする内に成績発表と表彰式が始まりました。周りを見ると全員が優勝を
期待している雰囲気です。もちろん私も!しかし、参加人数240人ともなると
厳しい現実に遭遇しなければなりません。ドラコン、ニアピンは洟から呼ばれず
飛び賞にも掛からずあえなく撃沈。唯一の朗報は我が組の紅一点、甲府相川
ケアセンターの看護師、河西さんが何とBM賞=真っ赤なキャディーバッグを手
にしたことです。ちなみに私は34位だったような気がします。
ところで毎回そうですが、プレー終了後必ず聞かれるのが「どうだった?どの位で回ってきた?」という言葉です。今回も訊かれました。
だから私は胸を張って答えました。
「ハーフだいたい2時間45分でした。次回は2時間30分を切るのが目標です」と。
へその曲がった性格はなかなか治らないようです。
≪四字熟語を作ろう ~ゴルフ編~≫
好天期待 大声挨拶 握値成立 打番抽選 祈真直飛
球見集中 捻転不足 杭外再打 白球青空 旗側万歳
前失挽回 昼食美味 打時静黙 作法遵守 芝上非走
出蝮注意 短穴一入 砂場巧出 風呂弾話 無事深謝
2008.11.21(Fri)
◇ 最近のボランティアさん : 2題 ◇
開設から2年が経ち、歌や踊り、保育園児たちの遊戯など少しずつボランティアで
ゆめみどりを訪れていただく人たちが増えてきました。感謝です。
きょうは、最近ご利用者にお楽しみいただいた2つのステージを写真中心にご紹介
いたします。(会場はいずれも 1階デイルーム&交流広場)
◎ 「宮野洋子さん秋のコンサート」
11月5日 14:00~15:00
宮野さんのステージは、おととし秋が1回目でした。
以降、春・納涼祭・秋とレギュラーとなり今回で7回目。
「東京キッド」「ガード下の靴みがき」
「おかあさん」「柔」など6曲を歌って頂きました。
今回は、何故か私も宮野さんとデュエット
『旅の夜風』を熱唱(?)
※次の宮野洋子さんの歌声は、来年春です。お楽しみに!
◎ 『Poco a Poco ミニコンサート』
11月17日 14:00~15:00
☆ お母さんたちのコーラスグループです。
☆ 12人のハーモニー。
「ポコ ア ポコ」というのはイタリア語で「少しずつ」の意。
メンバーは「少しずつ上手くなりたいという願いですよ」
とおっしゃっていましたが、1曲目から美しいハーモニー
が会場を包みました。
歌あり、リコーダー演奏、独唱、
ピアノ演奏、歌に合わせた手遊び・・・。
曲目は、「もみじ」「にんげんていいな」「まっかな秋」
「千の風になって」「川の流れのように」「青い山脈」
そして「ふるさと」など13曲。
「ポコ ア ポコ」の皆さん、次回のステージも快く
引き受けてくださいました。ありがとうございました。
※ ゆめみどりでは、ボランティアさん、いつでも大歓迎です。
歌や、踊りだけではなく手品、いろいろな講師、傾聴ボランティア
などぜひご連絡いただければと存じます。
℡ 055-278-2800 大柴まで
2008.11.11(Tue)
腰痛とゴルフ ~その①~
私は腰痛持ちです。その付き合いは今から40年ほど前、大学生だった頃に遡ります。
出会いは突然やってきました。当時寸暇を惜しんで(?)打ち込んでいたのがビリヤード。
なかでも”スリークッション”というゲームは実に面白く、見事に嵌まっていました。ある日、友人たちと真剣勝負中私の出番になり、キュー(玉を撞くための道具)をしなやかに扱いながら構えた途端「ウッ!」。腰の真ん中に激痛が走りそのまま固まってしまったのです。以来、およそ40年、何度か入院も経験し腰痛との関係、切りたくても切れない関係を深めてきました。
その間、社会人となった私は20代後半でゴルフに出会います。きっかけを作ってくださり、ゴルフの師と仰いだのが当時YBSラジオのパーソナリティーとして大人気だった上野久雄先生です。上野先生は後に短歌誌「みぎわ」を主宰されご多忙だったと思いますが、
ゴルフには時間を割いてくださり毎年何回かグリーンへお供させていただきました。
残念なことに上野先生は今年9月17日、病気治療の甲斐もなく81年の生涯を閉じられてしまいました。
「長身・包容力のある声・口髭の似合う長い顔・ギャンブラー・無頼・ダンディー・・・」様々な形容が浮かぶ先生のゴルフでの記憶・・・それはティーショットの瞬間にありました。一点を見据え集中する風貌には打ち終えるまで、何人も入り込ませない気魄とでもいうような何かがあったと思います。
「大柴さん、なかなか素養があるよ」初めてコースに出た時いただいたあの一言で私のゴルフ人生がスタートし、得がたい多くの先輩や仲間と知り合うことができました。
上野先生、本当にありがとうございました。
さて、腰痛との付き合いは年々密になる一方、ゴルフとの関係はおよそ4年前から途絶えてしまいました。腰痛(椎間板ヘルニア)の悪化が大きな理由です。再びティーグラウンドに立ちたいとの想いで腰痛体操や散歩、ジム通いなどを試みますが、少し改善すると安心して中断してしまうという性質(たち)が災いして徐々に”調子の良い期間”が短縮し、とうとう昨年12月末、山梨中央病院に入院、手術の運びとなりました。手術については1月末に実施し大成功、痛みも痺れも全くなくなり執刀していただいた千野孔三先生には感謝の言葉もありません。
かくして長年連れ添い、切っても切れなかった椎間板ヘルニアとの関係を絶つことができました。後は入院で落ちてしまった筋力を付け、ゴルフの復活を目指すのみ。そして、その日がやってきました。平成20年10月22日(水)場所は清里丘の公園ゴルフコース・・・
とここまで書いたところで随分長くなり些か疲れましたので、復活ゴルフについては次回
~その②~で書かせていただきます。スミマセン。
2008.10.31(Fri)
ハロウィンの小さな来訪者に「ありがとう」
とても可愛い子供たちが「ゆめみどり」を訪ねてくれました。
10月30日午前10時30分、ハロウィンにちなんで、一人ひとり見事に仮装して到着です。
エンジェル・スパイダーマン・バタフライ・ドラキュラ・黒猫・魔女・・・。
会場の1階交流スペースに子供たちの姿が見えると、待ちかねていたご利用者から異口同音に声が上がりました。「かわいいねェー」。
声を出さない方も、その瞬間、明らかに目尻が下がりました。
きょう主役を演じてくれたのは、甲府市大里町にある英語の保育園「ケントスインターナショナルプリスクール」の園児達
挨拶は
もちろん「グッドモーニング」です。
お互い挨拶を交わし、いよいよ主役たちの出番です。
1曲目は「ドレミの歌」英語の歌詞にピアニカの演奏も加わり、一気に暖かい空気に包まれます。
2曲目は今年大人気の宮崎駿アニメ作品「崖の上のポニョ・英語ヴァージョン」です。
オリジナルの可愛い振り付けも入り、練習の成果をたっぷり披露してくれました。
ご利用者の中には、写真の愛好者もいて、自慢のカメラと腕前で主役のポーズを
“パシャ!パシャ!パシャ!”
「米山さん、いい写真撮れましたか?」
「Trick or Treat.(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」
この言葉は、本来子供たちが唱えるものですが、きょうは特別ヴァージョンでした。
何と園児たちがお菓子をプレゼントしてくれたのです。
ですから、「とりっく おあ とりーと」といったのは、お菓子を手にしたおじいちゃん、おばあちゃん方でした。
そして、園児たちにお礼のプレゼントが渡され楽しくて、なごやかなひと時が
大きな拍手のなか終了しました。
園児を見送るご利用者の表情は、誰彼なく「全面降伏」ならぬ「全面幸福」
といった笑顔に満ち溢れていました。
引率の先生方、ありがとうございました。また来年お願い致します。
2008.10.27(Mon)
熱く語ってくれた袖山さん!
熱く語ってくれた袖山さん!
とてもパワフルな講演でした。
小雨がぱらついた10月24日の午後、”笑う介護士”袖山卓也さんの
講演会(主催:山梨県老人福祉施設協議会)が開かれました。
会場は、敷島文化センター大ホール。
ステージに現れた袖山さん、マイクがワイヤレスでなかったことを少し気にした様子でしたが、スタートから全開トークでした。
『きょうは、せっかくだから皆様に元気になって前向きな気持ちになって貰えるような話をします』で始まり、
『介護は愛すべき仕事です。3K、4K関係ない。今、辞めたいと思っている人、そのことを辞める理由なんかにするな。理由にするならただ一つ、意気地がなかったからと言って欲しい・・・。いいですか、不自由な高齢者を誰が守るのですか?』
いきなりの先制ストレートパンチです。以下、袖山さんが熱く伝えてくださった内容の一端です。
『心に触れる仕事です。しんどいなどとバカなこと言うなよ。「思いやり」が存在することを信じて動いてもいいんじゃないの』
『制度は変えてゆけば良い。但し、介護が愛せていなければ変えることはできないよ』
『ただ一緒に生きている=「共生」こそ大事だと思っている。だから私はしんどくない。「共生」というのは「人生の意義」。その人生の中で小さくてもその人の目的を達成するためのお手伝いをするのが福祉。堂々と言おうよ「共生はすばらしい」「思いやりが大好き」』
『職員同士のコミュニケーションがとれなくて何が介護だ。世の中ごっつういろんな人がいるんねん。それが当たり前だよ』
『20代、30代・・・誰もがトイレを人に見られるのは恥ずかしいのに、80歳、90歳なら恥ずかしくなくなるの?違うよね。だったらタオル1枚掛ける位の心配りをしようよ』
『心のある申し送りをしているか。心のある挨拶をしているか。心のあるけんかをしているか。これが最後かもしれないと思って向き合っていますか』
『毎日が、楽しさ、うれしさ、感動の連続です』
色々なメッセージがありました。袖山さんの講演で私が感じたのは、「介護という仕事は特別なものではない。素直な自分表現の場であって欲しい」ということと、「プロは手を抜かない。プロは手を掛ける。そしていつも笑いをかける」。
実は、袖山さんの講演は昨年に続き2回目(前回も主催は県老施協)。昨年の内容については、私の至って個人的理由(最近物忘れがひどく、合わせて物覚えが悪くなった)により記憶が鮮明ではありませんが、確かなことは昨年よりパワフルであり、エネルギッシュ、そして、とても検証的だったと思います。
袖山さんは「私が介護を変える。日本の福祉を変える」と言い切っていました。スゴイことです。その言葉の裏には、同じ福祉の仕事をしている私たちに「しんどいなんて言わずに共に進もうよ。共に生きようよ」というメッセージが込められていたように思います。
ちょっと気になったのは、”笑う介護士”の袖山さんの講演にしては、笑いが少なかった(袖山さん自身の)こと。余計な心配かもしれませんが、ご多忙の毎日だと思います。袖山さん!体を大切にしながら、これからもぜひ全開ストレートトークを!!!
2008.10.21(Tue)
秋の防災訓練
秋晴れの10月21日、甲府西消防署の協力をいただき
防災訓練を行いました。
訓練は、午後1時30分1階Aユニットから出火との想定で実施。
通報訓練
避難訓練
初期消火訓練 消火栓操作訓練
講評(甲府西消防署・小沢さん)
というわけで無事、訓練は終了しました。
講評の中で小沢さんから「最近は、防火設備が整っていますが、
要になるのはやはり人間です。
一人ひとりが防火、防災意識を持つことが何より大事です」
とアドバイスを頂きました。
いざという時に、どんな行動がとれるのか?どんな行動をとるのか!
「火の用心」「備えあれば憂いなし」・・・実感した一日でした。
参加したおよそ30人のご利用者、職員、そして消防署員の皆様
お疲れ様でした。また次回です。